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第28回館山若潮マラソン

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2008年1月27日 午前6時45分 木更津駅下りホーム

 

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その下り3番線ホームに
館山行き臨時列車「若潮マラソン号」がすべり込む。

 

「若潮マラソン号」…そうです。
とうとう今日は「若潮マラソン」でフルマラソンに挑戦する日です。

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臨時電車に揺らること1時間半
8時30分に若潮マラソン大会会場着

 

フルマラソンへの挑戦は、今回で3度目
過去2回はいずれも、あまりよい思い出がない…

2005年1月30日 若潮マラソン 3時間49分34秒
             はじめてのフルマラソン。前半ハーフがオーバーペース
             35kmの壁にぶち当たり失速。歩いたり走ったり…。

2006年3月26日 佐倉マラソン 4時間54分52秒
             大失敗したフルマラソン。20km過ぎから早くも足が上がらなくなる。
             30km以降は走ったというよりも歩いた。制限時間ギリギリでゴール。

 

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午後9時の気温は3.7℃とのこと、とても寒い。

 

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堤防沿いを軽くアップする。海からの風が強い。
気温は低いけど太陽ものぞく、まずまずの天気。

 

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スタート前に記念撮影

冷たい風が吹くなか10時にフルマラソンスタート

アップのときには感じなかったけど
走り出して間もなく、右ふくらはぎに違和感
これは千葉マリンマラソンの後遺症、でも痛みはない。
もっと心配なのは、寒さのせいなのか、疲労がたまっているせいなのか
足が少しだけ鈍い感じする。なんとなく重たい。

こんなことで42kmを走り切れるのだろうか。

そんなこと考えていながら、
アンディの姿が見えないことに気づく。
後ろを走る隊長に「アンディさんは?」と聞くと
「居ないよ」とのこと。早くもアンディさんは後方に下がったようだった。

自分の調子があまり良くなかったものだから
きっとアンディもつらいのだろうな、
ハーフマラソンを頑張り過ぎちゃって両膝が不調だと言っていたよな、
もしかするとアンディはリタイヤしちゃうかもしれないなぁと、ちょっとだけ心配。

(でもそれは要らぬ心配だったことがゴール後に判明する)

Map

10km 55分30秒

体が温まってきてからは、不安だった足もずいぶんと軽快さを取り戻す。
15km付近、背後に感じていた隊長の気配が消える。

21km(ハーフ)通過 1時間57分14秒

ハーフ地点の給水所
給水所には水のほか、ドロップやクリームパンが置いてある。
このクリームパンが意外においしい。
このあと、各給水所では必ずクリームパンを食べるように心がける。

その先、30km手前の登り坂までは、あまり語るべきことはない。
フラワーラインの菜の花がキレイだな、
(海の向こうにみえる)丹沢の山々が雪化粧しているなとか
次の給水所はまだかな、そこにもクリームパンはあるのかなとか
とりとめないことを思いながら、
ただ、たんたんと走ってきただけ(もちろん消耗はしています)。

たんたんと走れなくなってからがホントウのフルマラソン。
そしてフルマラソンの厳しさをイヤというほど思い知ることになります。
私の場合、それは30km手前の上り坂から始まりました。

このレース終盤の坂道は、若潮マラソン最大の難所と思われ
たんたんと走り続けるための体力や気力を根こそぎ持っていかれます。
(少なくとも私の場合は、ほとんど全部持ってかれちゃいました)
この坂道でペースがガクンと落ちる。

そして果てしなく長い12kmが始まります。

 

Map2

30km 2時間50分42秒

いろいろなものを持っていってしまったアップダウン終え
35kmを通過したのが3時間26分34秒。

35km。
フルマラソンには35km付近に「35kmの壁」と
呼ばれる一番苦しいポイントがあります。
一般的に人はこの距離でいろんなものを使い果たすそうです。
それは上手く説明しがたいので興味のある人は経験してみてください。
ランナーの方はうんうんと優しくうなずいてください。

自分の場合は30km付近で早くもその「壁」にぶつかる。
太ももの筋肉がプルプルとシグナルを発し
足にヘンな具合に力がかかると太ももやふくらはぎの筋肉、
名も知らないような両足のあらゆる筋肉が突っ張りそう。
 

36km給水所 3時間33分54秒

クリームパンを食べつつ、入念にストレッチをして
エイドにあるサロンパスのスプレーを吹きかける。
右ひざを中心に、たっぷりとスプレーを吹きかけても
まったくスゥスゥしない。
ためしに太ももに針をブスッと刺してみても
何の痛みも感じない…のではないかと思う。
(もちろん刺さなかったけど)そのくらいこわばっている。

走りはじめるとすぐに太ももがプルプルする。
そろりそろりと走り続ける。

そうそう
この大会では沿道の人がたくさん応援してくれます。

30km以降になると応援だけでなく、
沿道に住む家人が庭先に私設の給水所を設けていて
オニギリや暖かいお茶をボランティアで配ってくれる。
そんな私設の給水所で3分の1くらいに割ったミカンを手渡してもらう。
このミカンの酸味が疲労した体に沁みこんできた。
キビシイだけだったレース終盤にホッとした一瞬、ありがたい。
(ちなみに隊長はこのミカンを3個も貰って食べたそうです)

歩いたり、走ったり。ストレッチ。

このままだと隊長に抜かされるかもな。

そういえばアンディはどうしたろう。
この寒いなか、広場でひとり待っているのかな?
(このときアンディはリタイヤしたものだと勝ってに決め付けていた。)

足が止まってからは、ぬれたシャツが海からの風に冷やされて寒い。

寒さを堪えながら、路肩で膝を屈伸をしようと立ち止まると
人のよさそうなおじいさんがニコニコと
「どうした?あとちょっとだぞ。ほれ、がんばっていけ。ほれ走れ。」
とはげましてもらった。
うれしかったので、微笑みかえして(笑顔がひきつっていたかも知れない)
ペースを上げて走りだ出す。
気持ちは前向きになっても、足は正直で100mも行かないうちにスローダウン。

 

もうひとつ印象に残ったこと。

まだ20km付近を走っていたとき、
ちょうど前を走るランナーが知人らしき別のランナーと
「わたしの目標は4時間15分です」って話していた。
その後、すぐに追い抜いてしまったのだけど
そのランナーの後ろ姿をなんとなく覚えていて
40km手前で、その彼女(と思われる後ろ姿の女性)に
きっちりと抜き返される。
おそらくその人は4時間15分で走りきったのだと思う。

遠くに過ぎ去っていく、その人の後ろ姿を見て
コツコツと練習を積み重ね、レースもコツコツと走らねばいけないと痛感。
前半に飛ばして追い抜いても、終盤になってこんな体たらくでは意味がない。
そんなことをヒシヒシと感じ、なんだかショックを受ける。

 

もうタイムがどんなことになろうが、いつ隊長に抜かれようが、
そんなことはどうでもよくなる(という心境に至る…)。
とにかくフィニッシュゲートを通過して、この行為を終わらせたい。
もういいかげんクリームパンも食べたくない。
暖かい部屋でぬくぬくしたい、なにか暖かい物が食べたい。

 

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ローソンの看板、その左下に赤い「くるまやラーメン」の看板(軽トラックの直上)
この看板が見えてくるとゴールまでおよそ2km。

     夕日に赤く染まった写真は帰りがけに撮ったもの。
     街はいつもの日常に戻り、道路には車が走っています。

あと2kmが遠い。

だいたい趣味ってやつは、楽しいことのはずなのに、
なんでこんな罰ゲームみたいなことをやっているんだろう。

 

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ゴール直前の風景
フィニッシュゲートを目の前にしても、ダッシュ出来ない。

 

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ようやくゴール。
完走したというよりも、かろうじてゴールまでたどり着いたといった感じ。

長いこと走り続け感性がマヒを起こしたのか、体中のエネルギーが枯渇したためか、
ゴールしてもうれしさなんてちっともない。うれしいと感じるパワーが湧いてこない。
あるのはこの苦行をようやく終えたのだという解放感というか、脱力感。

やっと終わったよ。 

罰ゲームのリザルトです(会場にて速報が掲示…よって不正無し)。

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えぇ!?
リタイヤしたものだとばかり(ひとり勝手に)思っていたアンディがトップでゴール。

実はアンディさんは36kmの給水所で、
(熱心にサロンパスを吹きかけている)自分を抜き去ったそうです。
知らなかった…ゴールするまで、抜かされたことに気づかなかった。

アンディは、後半戦に備えて、
ハーフを2時間オーバーのペースでゆっくり走ると決めていたとのこと。
30km以降、若干スローダウンしたもののゴールまで走りきったそう。
クレバーな走りをしたアンディに軍配。

もしかすると
ゴールがあと2km先だったら隊長にも抜かれていたかもしれない。

いや、私も前半は抑えて走ったつもりなわけです。
フルマラソンを走りきる体力がなかったってこともあるけど
最大の原因は、現状の実力を過信した傲慢なペース配分にあると思われ、
フルマラソンを3度経験して、3度目でも同じ過ちを繰り返す。
難しい…どうしても走り通すことが出来ない。

 

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身も心も温まる。
あたたかい豚汁のサービス風景

 

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完走後の記念撮影
スタート前に比べ引き締まったというか、やつれたというか…。

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館山の海岸風景 
会場をあとにして館山駅へと歩く。

 

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あの赤い看板、ゴール2km手前の「くるまやラーメン」

我が走ろう会では若潮マラソンの帰りにココへ立ち寄る決まりになっています。
今回はネギみそラーメンに追加でネギをトッピングしてみた。
ネギネギのネギ増しミソラーメン。
(何事においても、ものごとには加減が必要みたい…
                         麺よりネギばかり食べた気がする)

 

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ラーメン屋さんを出ると太陽が西に沈みかけていた。

 

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館山駅前 ヤシの木が並ぶ道
17時過ぎの上り列車にゆられて帰途についたのでした。

 

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そんな3度目のフルマラソンのお話しでした。

なんだか、つらいつらいとしか書いてないけど
そんなことはすぐに忘れて
きっと、またフルマラソンに挑戦しちゃうんだろうなぁ…と思う今日この頃であります。

おしまい。

 

あっ、帰路につくまで
すっかりさっぱり忘れていたけど、
どうやら「チーバくん」は若潮マラソンには来ていなかったみたいだ。
ざんねんだな。
と、会場で出会わなかったのを理由に思い込んでいた。

でもね。ちゃんと応援に来ていたみたいです。

>> 「チーバくんブログ」

 

…なんだか今回は思い込みが激しいので困ります(笑 

 

 

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コメント

ラーメン屋さんを出ると太陽が西に沈みかけていた。
「夕陽の写真」

ってところがかっこいいっす。
走ろう会のくせにかっこいいっす。

クックックッ(@^^)
完走おめでとうございます!

走れない私からしたら完走するだけすごいよ!
途中のクリームパン美味しいんだろうなぁ(笑)
マラソンにはドラマがあるのね~
読んでてハラハラしたよ。しかしサロンパス シューッ
しているときに抜かされてたなんて。
そんなオチがあったなんて!


真舟走ろう会のみなさーん!
ぜひ今度「那覇マラソン」に挑戦してください!
あと2月に行われる「中部マラソン(フル)」にもぜひ!!
中部マラソンの走りどころ(?)は基地の中も
コースになってるよ~(外人さんも応援するぞっ)

参加特典は沿道から「くるじゃーたー(黒さとう)」が
差し入れられる・・・はず(^^ゞ

では、お待ちしてまーす♪

フルマラソン、今回もなんとか完走です。達成感よりも疲労感というのは本当わかります。
次回に向けて、また練習ですね。
速報を見て思ったのですが、チーム名の書き方が、みんなばらばらでした。ある意味すごい。

マラソンを走りに沖縄へ遠征。
魅力的ですね~雪で中止になることもないだろうし。
でも、チーム名があらわす通り、
方向性がバラバラな走ろう会での
実現は夢で終わるかもしれません(笑

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